クリスマス前後は寒波による大雪の影響で、交通障害や暴風雪、なだれのほか、停電の可能性も。 記録的な大雪が襲った新潟県では、広範囲で停電が発生。12月20日には柏崎市で、停電のために車の中で暖をとっていた27歳の女性が、心肺停止の状態で見つかりました。 もしもの時に命を守るため、家でできる停電への備えをまとめました。 今回は、夕方以降での停電の可能性が呼びかけられています。あらかじめスマートフォンやモバイルバッテリーを充電してください。 停電が起きたときのために、液晶画面を暗くするなどのスマートフォンのバッテリー節約方法をあらかじめ確認しておくと役に立ちます。 夜間の停電発生時に地震が起こらないとも限りません。 窓ガラスが割れた場合などは、床にガラスの破片などが散らばっている可能性があるので、暗い中での避難は危険です。 リビングや寝室などに懐中電灯や避難用の履物、停電時にも使える足元灯を備えましょう。 IHクッキングヒーターを使っている家庭は、ガスボンベを使うカセットコンロを備えておくと安心です。 電気を必要とする医療機器などを使っている場合は、非常用電源を備えましょう。
寒い時期の停電への備え、注意点は…?
停電時には防寒対策も必要です。 保温アルミシートや使い捨てカイロ、毛布、防寒具なども用意しましょう。 ポータブルの石油ストーブなどを使用する場合は、こまめに換気をして一酸化炭素中毒にならないよう気をつけてください。 前述の通り、停電のために車中で暖をとっていた女性が、車のマフラーが雪に埋まり、一酸化炭素中毒で死亡したとみられる事故も起きています。 停電の場合でも、車の中で暖を取ることはせず、車で過ごす時は一酸化炭素中毒に気をつけてください。注意すべき点は、こちらの記事で説明しています。
停電が発生したら…?火災にも注意を
火災を防ぐため、停電時はあかりや暖をとる目的でろうそくを使うのは極力避けてください。 停電した際は、ブレーカーを落とし電気器具のプラグをコンセントから抜き、電源が落ちていることを可能な限り確認してください。 電源スイッチが入ったままの電気ストーブなどの電化製品がある場合、停電が終わって再び通電した時、倒れた器具や配線から火災が発生する危険性があります。これを「通電火災」といいます。近くに燃えやすいものを置かないことも大切です。 火災防止に、地震の揺れが来たら自動的に電気を遮断する感震ブレーカーが役立ちます。 (サムネイル:BuzzFeed・時事通信) BuzzFeed Japanでは防災に関する様々なコンテンツを発信しています。関連記事はこちらからご覧ください。